代表挨拶

初めまして。一般社団法人ピアライフサポート代表の高尾と申します。

私は身体障がい1種1級の下肢全廃で車いすに乗っています。

少し自己紹介をさせてください!

私は幼少期からサッカーをやっていまして、活発な少年でした。夏になると毎年真っ黒になり、とにかく体を動かすのが大好きでした。

両親には厳しく育てて頂き、小学6年生の頃にはサッカーの選抜に選ばれシンガポールへ国際遠征に行ったこともありました。

そして16歳の冬バイクの免許を取得したての私は、交通事故にあいました。

トラックと正面衝突でした。

よくドラマで見る気づいたら病室で、何が起こったのか全く分からない状況でした。

とにかく、激痛と痺れでベットから動くこともできませんでした。

少しずつ電動ベットを起こして座ることから始め、数か月に及ぶリハビリの末、自分で車いすに乗り移りができるようになったころ、毎日

お見舞いに来ていくれた色んな友達と近くに遊びに行ったりと心の面で支えてもらいました。

そんなころ自分用の車いすを作るため病院に出入りしている業者さんがやってきました。

その方は車いすに乗っていました。それもめちゃくちゃかっこよくて、病院内では見たこともないような車いすです。

その方は二分脊椎と言う先天性の病気なのですが、車いすを漕ぎながら僕用の試しの車いすを担いで持ってきて

びっくりしました。その後その方に色々な車いすの世界を教えてもらい、片っ端から様々な事にチャレンジしました。

例えばこっそり車いすで階段の上り下りを練習したり、長下肢装具を付けて無理やり立位状態になり歩行器で勝手に病院を抜け出したり(笑)

とにかく出来そうだなと思ったことは全てやってきました。

みんながアルバイトをしだす年齢で、自分だけお金がなく遊びに行けなくて、アルルバイトの面接をたくさん受けてほぼ落ちた経験もあります。

そりゃそうですよね!車いすで焼肉やのホールの面接に行くんですもの(笑)

当時大変面接して頂いた方々にはご迷惑をおかけいたしました<m(__)m>

そこで出来る事と出来ないことを身に染みて感じ何が自分に必要なのかと考えた結果、パソコンの最低限のスキルを身に着けようと考えまして、

職業能力開発校にいきます。そこでWEBデザインや事務の最低限のスキルを身に着けて、特例子会社に入社しました。

そこでは単純な作業の繰り返しが自分に合わず、すぐ退職してしまいます。

その後すぐにWEBデザインの就労継続支援A型事業所に利用者としてお仕事をさせて頂いたのち職業指導員として勤務させて頂きました。

そこを退職後、広告代理業務やマーケティングやネットショッピング関係の就労継続支援A型で利用者として様々な業務を経験させて頂きました。

そこを退職後、自営業としてライブコマースを活用したOEMで天然石を中心に雑貨などを販売して生計を立ててきました。

数年がたち新型コロナウイルスの影響で輸入が難しくなったり、海外の大手業者の参入などもありライブコマース業界を引退したのち、

大手の企業が運営する就労継続支援A型で働き始めます。

利用者として、インフルエンサーとして培った動画編集スキルなどを活かし、3か月で正社員として雇用をして頂き、

数々の福祉事業所の立ち上げにも携わらさせて頂きました。

大きい会社なので、4年間で本当にたくさんの利用者様とお仕事をさせて頂きました。そんな時にふと、自分が車いすになって右も左も分からない時を思い出しました。

自分と同じような(peer)車いすの方が色々と車いす世界を教えてくれた事によって前に向いてチャレンジ出来た事を。

そしてピアサポート研修を受講しより一層強い思いが沸き上がりました。「今度は私の経験を同じような境遇の方に伝えたい。」

それが就労継続支援B型ピア設立のきっかけです。

生活の事や仕事の事など、あなたのチャレンジしたいをサポートできる事業所にしていきたいと考えております。

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